読書の秋。
スポーツの秋。
そして、食欲の秋。
紅葉の季節は、
秋の味覚の美味しい季節です。
さつまいも・栗・さんまなど、
秋の味覚と言っても様々ですが、
意外に意識をしてないけど、
ちょうどこの時期、お米の収穫が始まります。
いわゆる、新米ですね。
実は新米も、秋の味覚の一つなんです。
最近ではパン食の人も増えたようですが、
それでもまだまだ、
日本人の主食と言えばお米です。
当たり前のように、食卓に並ぶお米について、
一般的なことでも意外に
知られてないこともあるんですよ。
お米について、少し調べてみました。
一般的な新米の流通経路とは?
一般的に、お米はどのような経路を経て、
私たちの食卓に並ぶのか
あまり深く考えたことはないですよね。
一番初めに生産者である農家があって、
一番最後に消費者があります。
そして、生産者と消費者の間には、
いくつかの過程があります。
簡単に言うと、
生産者である農家より収穫されたお米は、
農協へと出荷されます。
その後、卸業者を経て、
小売業者(つまり、スーパーなどですね)へと渡り、
私たち消費者の元に届けられるのです。
(価格を決めるコメ価格センターを通じて、
価格が決められると言う過程もあります)
生産者と消費者の間に、
何かが介入すればするほど、値段も高くなりますね。
ちなみに、新米の定義ってご存知ですか?
新米と古米は、見た目では区別がつきません。
私たちが新米を新米と認識出来るのは、
「新米」と貼られているシール
によってだけなんですね。
あとは、買ってみなければわかりません。
一般的に新米は水分が多く、香りが高いため、
水を少な目にしてから炊くと良いと言われています。
炊いたお米がみずみずしく、
香り豊かであるならば、
それは新米と言えるでしょう。
しかし、何にでも「新米シール」が
貼られるわけではありません。
そこには、ちゃんとした規定もあるんです。
新米は、お米が収穫された年の年末までに
精米、梱包されたお米と決められています。
つまり、28年9月に収穫されたお米は
28年12/31までに精米され、包装されれば、
新米と表示することが出来るのです。
始めに、紅葉の季節にお米の収穫が始まる
と言いましたが、新米が収穫されて出荷される時期は
地域によって様々です。
早くは南の地域で8月、関東地方で9月、
東北や北海道では10月くらいですが、
中には、九州産の違う品種のお米が
11月に出始めたりもします。
12/31までに精米・包装されたお米は、
新米としてスーパーに並びます。
確かに規定に沿った新米ではあるけれど、
精米日を確認してから購入した方が
美味しいお米を食べられるかもしれません。
お米は、精米したその日から、
劣化が始まってしまいます。
新米はお米の旬ではあるけれど、
ほんとの意味での旬なお米を食べるなら、
精米してから10日ほどの間に、
食べたほうが良さそうですね。
新米は産地から直接購入できる?購入方法とは?
お米、どこで買いますか?
一般的にはスーパーやお米屋さんなどの店頭で、
購入していると思います。
けれど、新米を生産者さんから
直接購入することも出来るんですよ。
ちょっと前になりますが、
2004年、食糧法が改定されます。
食糧法が改定されたことによって、
自由に新米の卸、小売りが
出来るようになったんです。
つまり、農協へ出荷せず、
スーパーなどに直接販売が出来るようになり、
生産者が販売する相手を自由に
決められるようになったんです。
生産者と消費者を結び、
農家の直接販売に貢献するような業者
も増えました。
自分の所で契約している農家と
消費者を直接結びつけるのです。
また、生産者もインターネットを使い、
直接、消費者に自分の作ったお米を販売するようになり、
まさに、生産者→消費者の単純な図式が
出来上がったのです。
まとめ
お米だけに限りませんが、
昨今、食品偽装がニュースを賑わすことも
増えてきました。
産地偽装もあれば、色々なお米が
混ぜられていることもあるかもしれませんが、
それをされていても、確認する手段はありません。
お店の良心を信じるしかないんですね。
しかし現代では、消費者が直接、
生産者を選ぶことも出来るようになりました。
産地直送は自分の納得いくものを
購入出来るメリットもありますが、
送料がかかってしまったり、
多少割高になることもあるかもしれないし。
精米される前のお米を購入すれば、
何かしらのトラブルがあるかもしれません。
どちらがいいかは言い切れません。
ですが、せっかく選べる時代にいるのだから、
気になる産地のお米があれば、
- 直接購入できるのか?
- 販売業者が入るのか?
ちょっと調べてみて、納得のいく方法で
新鮮なお米を手にいられたらいいなぁと思います。
美味しいお米を頂きましょう!
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