春の七草のイメージは、ピンッと浮びますよね。
でも秋の七草って、すぐ出てきますか??
うーん。
ススキなら秋のイメージですよね!
あとの花・草?なんだろう
困りました…^^;
では、調べてみましょう!
春の七草・秋の七草
【春の七草】
1月7日に、七種類の野菜を入れた七草粥を食べて
「健康でいますように」
と願う風習です。
【秋の七草】
秋の花、七種類を眺めて楽しむ風習です。
春と秋、実は違う風習だったんです。
常識として、覚えておいてくださいね。^^
秋の七草の種類とは?覚えるコツもご紹介
秋の七草、その名の通り七種類あります。
秋に咲くのではなく、
実は夏頃から咲く花もあるんです。
藤袴(ふじばかま) | 時期:8月~10月 | キク科の多年草。
藤色の花。 |
葛(くず) | 時期:7月~9月 | マメ科の多年草。
紅紫の花。 |
萩(はぎ) | 時期:8月~9月 | マメ科の低木、
可愛い紫の花。 |
女郎花(おみなえし) | 時期:8月~10月 | オミナエシ科の多年草。
黄色の花。 |
尾花(おばな:すすき) | 時期:7月~10月 | イネ科の多年草。昔から
茅葺屋根の材料に使う。 |
桔梗(ききょう ) | 時期:6月~9月 | キキョウ科の多年草。
青紫色の花。 |
撫子(なでしこ) | 時期:4月~10月 | ナデシコ科の植物。
濃いピンク色の花。 |
次は、この七草の名前を
簡単に覚えるコツをご紹介します。
★語呂合わせ
ポイント →『お好きな服は?』
お:おみなえし(女郎花)
す:すすき(尾花:おばな)
き:ききょう(桔梗)
な:なでしこ(撫子)
ふ:ふじばかま(藤袴)
く:くず(葛)
は:はぎ(萩)
おもしろい覚え方ですね^^
なぜ?秋に咲かない七草に決まった理由…
万葉集を知っていますか?
山上憶良がよんだ、二首の歌に関係あります。
「秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七草の花」
「萩の花、尾花、葛の花、撫子の花、女郎花また藤袴、朝貌(あさがお)」
*朝貌(あさがお)=朝顔?ではなく、桔梗という説があるそうです。
ここから風習として秋の七草になり、
親しまれるようになりました。
ただ、春の七草と同じように
食べることはできません!
冬へ入る前に咲く秋の花の美しさを
目で楽しむための秋の七草です。
食用でなくても、
お得になるポイントがありますよ!
漢方薬です。
はぎ(萩) | 根=咳止め、胃の痛み、下痢などに、用いる |
くず(葛) | 根=風邪薬、肩こり、神経痛などに、用いる |
すすき(尾花:おばな) | 根茎=利尿薬として用いる |
おみなえし(女郎花) | 根=消炎、排膿作用に用いる |
ふじばかま(藤袴) | 乾燥しお風呂にいれる。かゆみ止め、糖尿病に。 |
ききょう(桔梗) | 根=咳止め、のど痛みに用いる。毒性あり。 |
なでしこ(撫子) | むくみ、高血圧に効く漢方薬あり。 |
古くから、漢方薬の一部に使われているそうです。
まとめ
春の七草もいいけど、秋の七草も良いですよね^^
気に入った花を飾って、
楽しんでくださいね。
今年はみんなに、
秋の七草のこと教えてみてはどうでしょう。
秋を優雅に過ごしてくださいね♪
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