冬至に食べるものといえば、
南瓜だけど・・・
「夏至って、食べたらいいの??」
そう思ったことはありませんか?
どうやら夏至にも、なにかを食べる
風習はあるらしいんですよ~!
しかも、夏至に食べるものは、
地域によって違いがあるんです!
- そもそも、なぜ冬至に南瓜を食べるのか?
- 夏至には何を食べているの?
冬至と南瓜にまつわる由来と、
さまざまな夏至の食べ物について、
ご紹介します!
冬至に南瓜を食べる理由
南瓜は夏にとれる野菜です。
それなのになぜ冬に食べるのか?
陰陽学では、
- 夏は「陽」
- 冬は「陰」
とされています。
夏が旬の南瓜を、冬至に食べることは、
「陰」の冬に「陽」の気を取り入れる
という意味があるんです!
さらに、収穫したての南瓜よりも、
保存した南瓜のほうが、
風邪の予防に効果的なビタミンや
カロチンなどの栄養が増すんです。
南瓜を夏に収穫して、冬に食べるということは、
寒くて厳しい冬を健康に過ごすため、
という知恵なんですね~
あとは、
冬至の頭文字の「と」や「とう」に因んでいる
という意味もありますよ。
南瓜は別名、唐茄子ともいいます。
はじめの文字が同じなので、
縁起がいいという理由なんですね!
地域によって夏至によく食べるものがある!?
農家にとって夏至の時期は、
ちょうど田植えの最盛期。
そんな忙しい時期には、
食べ物を楽しむ余裕もなかったみたいです。
なので、「田植えが終わった」
というねぎらいの意味で食べていた風習が
残ったんですね。
地域によって食べるものは違っているので、
各地域ごとにご紹介していきます!
関西エリアでは、夏至の時期になると
タコを食べるみたいです。
「タコの足のように、しっかりと八方に
稲が根付くように・・・」
という願いが込められているそうな。
そんな由来があったんですね~。
奈良のほうでは、
収穫した小麦ともち米を合わせた、
小麦もちを食べる習慣があります。
この小麦もちは、半夏生もちともよばれています。
京都は、水無月という小豆と、
小麦粉などで作った三角形の形をした和菓子を食べます。
平安時代の宮中、貯蔵していた氷を取り寄せて、
臣下の人たちに配ることで、
罪や穢れを祓い、残りの半年も健康に過ごせるように、
という意味の
”夏越祓”(なごしのはらえ)
としていました。
が、当時は氷は貴重なもので、
庶民の口には入りませんでした。
なので、氷を象った三角形の水無月を食べることで、
無病息災を祈っていたのですね。
白くてぷるぷるな生地にのった小豆が、
とても涼しげです。
越前では、
夏至に焼きサバを食べる文化が残っています。
栄養のある焼きサバで、体力を蓄えられるように、
ということなんですね!
そのほかにも、
愛知では、イチジクに味噌を塗って
田楽として焼いたものを食べたり、
国外のスウェーデンでは
ニシンを食べたりするそうです!
まとめ
以上、
冬至と南瓜の関係、夏至に食べる
食べ物についてご紹介しました!
いかがでしたか?
今までとくになにも食べていなかった夏至にも、
中にはビックリしてしまうような、
いろいろな風習があったんですね!
あなたも、これからの夏至には、
なにかトライしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂き、ありがとうございました♪
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