歴史はこんなに深いんです!秋の七草の意外な由来や歴史とは?

9月のイベント

秋といえば、『秋の七草粥』ですね。

 

 

ところで、この秋の七草・・・

どのくらい前から存在しているのでしょうか?

 

 

時代は奈良時代にまでさかのぼります。

 

奈良時代初期に活躍した歌人、山上憶良、

(やまのうえの おくら)

 

この歌人が詠んだものの歌が七草の始まりで、

かの有名な万葉集に載っています。

 

 

現在が2016年なので・・・

 

 

 

えーと・・・

 

 

 

約1300年以上昔から、

存在していることになりますね!

 

 

さて、今知られている七草と

過去の七草とは種類が違います

 

 

本来、『七草』というのは秋の七草を指します。

 

小正月1月15日のものは『七種』と書きますが

これも読み方は『ななくさ』です。

 

 

こんがらがってきますよね・・

 

 

七草には、昔からいろんな意味があったのですが

今ではややこしくなり過ぎて、

元の意味が分からなくなっているようです。

 

結果として、『七草』という風習だけが残って

現在に至ります。

 

 

しかし!

 

 

衝撃の事実はまだあります。

 

秋の七草といえば、『七草粥』でしたよね。

 

 

ところが、『七草粥』は後付けであり

最初は存在していません。

 

七草粥を食べない昔の人は

七草の日に何をしていたのかというと、

花野を散策して、短歌や俳句を詠んでいました。

 

 

花野とは、秋の野の花が咲き乱れる

野原のことを言います。

 

では、いつから七草粥が登場したのでしょうか?

 

 

それは、江戸時代。

 

その頃から、七草粥が儀式として定着していたと

いわれています。

 

 

秋の七草の意外な事実、いかがでしょうか?

 

元々の風習と現在の仕様に、

大きな違いがありましたね。

 

もしかすると、今後もまた

秋の七草の在り方が変わるかもしれません♪

 

 

 

秋の七草が食べられるようになった由来や歴史

 

 

秋の七草を食べるといえば、

有名なのは『七草粥』ですが、

 

これは先程もお伝えした通り、

定着したのは江戸時代頃です。

 

 

七草粥を食べるのは

  • 一年の無病息災を願う
  • 胃腸をいたわる
  • 青菜を摂る

などといったものがありますが、

 

【無病息災】

 

これが最も大きいでしょう。

 

 

江戸時代では、幕府公認行事として、

将軍を含めた全ての武士が

七草粥を食べていたと言われています。

 

こう、呪術的要素がありますね♪

 

 

秋の七草!種類を全部知っておこう

 

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では、秋の七草の種類を知っておきましょう♪

 

せっかくなので、夏の七草も紹介しますね!

 

 

現在の七草

  • 女郎花(おみなえし)
  • 尾花(おばな)=現在の名称はススキ
  • 桔梗(ききょう)
  • 撫子(なでしこ)
  • 藤袴(ふじばかま)
  • 葛(くず)
  • 萩(はぎ)

 

 

昔の七草

  • 稲(いね)
  • 粟(あわ)
  • 黍(きび)
  • 稗(ひえ)
  • 胡麻(ごま)
  • 小豆(あずき)
  • 蓑(みの)

 

 

夏の七草

  • 藜(あかざ)
  • 猪子槌(いのこづち)
  • 莧(ひゆ)
  • 滑莧(すべりひゆ)
  • 白詰草(しろつめくさ)
  • 姫女菀(ひめじょおん)
  • 露草(つゆくさ)

 

 

最後に

 

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いかがでしたか?

 

 

秋の七草には深い歴史があります。

 

それこそ、元々の意味がなんであったのかが

わからなくなるくらいに・・・

 

それでも、この風習は続いています。

 

 

次の七草粥を食べる時は、

こういった歴史を感じながら食べるのも

また一興ですね♪

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